QuickTime Player で動画編集

Mac 標準付属の音楽・動画プレーヤーである QuickTime Player X は、簡単な動画の編集ができます。今回は Yosemite に付属するバージョンを使用します。次のようなことが可能です。

まず、編集用の動画を用意します。ない方はこちらを使ってください。(自分の作った習作ゲームのサンプルです)

クリックしてDLできます(約450KB)。

前後を切り取る

動画の前後にある不要な部分を切り取り、目的の部分のみを残します。動画を開いたら、「編集」メニューから「トリム…」を選びます。

すると、画面の下部に黄色い枠が出てきます。この枠の左右の端は動かす事がで、黄色い枠の外に出た部分は削除されます。思うような場所に動かせたら「トリム」ボタンを押します。

画面を閉じようとすると保存先を聞かれますので、名前を決めて保存をします。

この操作は非破壊で行われますので、高速でありながら画質も一切低下しません。トリムだけなら iMovie よりも優れた選択肢と言えるでしょう。

90度ずつ回転・上下左右を反転する

回転・反転するには、「編集」メニューから以下のメニューを選びます。

こちらも画面を閉じる時に保存先を決めて保存します。原理的に再エンコードが必要になるため、トリムに比べると保存に時間がかかります。

複数の動画ファイルをつなげて一つにまとめる

まずはつなげるための動画ファイルを用意しましょう。

クリックしてDLできます(約2.6MB)。

1つ目の動画を開いた画面に2つ目の動画をドラッグします。

すると以下のようになります。順番を入れ替えたり、いらないものを選んで delete キーを押せば削除もできます。気に入る順番になったら「完了」ボタンを押します。

こちらも画面を閉じる時に保存先を決めて保存します。

いらない部分を切り取る

動画を開いたら、「表示」メニューから「クリップを表示」を選びます。

すると以下の表示になりますので、赤い縦線を切りたい場所まで持っていきます。キーボードの左右矢印キーで位置を微調整できます。

Command + E キーを押します。すると、赤線の位置に切れ目が入ります。

同様に好きな場所に切れ目を入れていき、必要な場所だけ残して要らない部分を削除することができます。順番の入れ替えも、他の動画をドラッグして追加することも自由に可能です。

気に入る様子になったら、完了ボタンを押します。完了ボタンを押した後も、クリップを表示すれば再び編集ができます。

こちらも画面を閉じる時に保存先を決めて保存します。

まとめ

簡単な切り貼りのみですが、意外と快適にこなせるのではないかと思います。アプリも軽いですし、なかなかに使い勝手が良い方法です。

2015年3月24日