レビュー:2026 年に遊んだゲーム

2026 年に少しでも触ったゲームのレビューです。クリアしたもの、していないもの、体験版だけやったものも含みます。

ゲームの分析を行いたい動機もあるため、基本的なゲームシステムについてはネタバレを躊躇しませんので、気になる方はご注意ください。

2026 年中は随時追加します。

BALL x PIT

ダーク中世風の世界観でリッチに作られたブロック崩し。敵の攻撃をよけながら、レベルアップで地下深くまで攻略して行く。基本的にはこちらが弾幕を張る側なので気分が良い。

プレイ中のアップグレードのみならず、拠点での施設作成、キャラ成長といった要素もあり、どう進めるか考えるのも面白い。個人的には 1 日数回で飽きるが、翌日になると「もう 1 回やるか……」となっているのが不思議なところ。

パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語

人魚の肉を食べた者は不老不死の身体を手に入れるという……

日本の怪談を題材にしたビジュアルノベルシリーズの 2 作目。三重県を舞台に、皆の思惑が交錯するドラマが待っている。前作に続き遊びやすく配慮されたシステムと、ビジュアルノベルとしては豊かな表現力で楽しませてくれる。

作中では現実に残された本物の資料や絵巻物が多数引用されるため、日本が培ってきた文化の一端に触れられる意味でも楽しい作品だ。

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溶鉄のマルフーシャ

壁を守るために、押し寄せる敵を倒す。仄暗い戦場の空気が流れ、時折帰れる宿舎ではナショナリズムを鼓舞する放送が聞こえてくる……

仲間や道具は多少置けるが、基本的には自分で戦う。貯めたお金で武器を強化するか、仲間を雇うのか、色々試しながら気に入るスタイルを見つけるといいだろう。ハイスピードなおかげで集中できるし、敵は固すぎず勝利の実感が得られる。仲間によって異なるストーリーも魅力だ。

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Neverness to Everness

中国ソシャゲの文脈にあるアクション RPG。異象を受け入れた街で、ハンターとしての生活を営んでゆく。

自分はなかなかこの種のゲームに馴染めず、本作も例に漏れない。理由は様々だが、キャラ萌えではなく心を掴む物語や新しいゲーム性を求めている点がアンマッチなのだと思う。

この文脈にあるゲームは、キャラへの課金を促すこと、スマホでプレイされることなどから、豊かなモーションや斬新なカット割りといった特徴を進化させてきたと理解している。遊園地や観光に来た気分で遊ぶといいのかもしれない。

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Crawl

Steam よりお借りしています

1 人だけの人間の座を奪い合いながら、ラスボスの討伐を目指す。最初は人間が有利だが、双方のアップグレードで戦況が混濁してゆく。

コントローラーのスキルは必要だが、動きの派手さやスピード感もあり盛り上がる。魔物のアップグレードができると結構うれしい。

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Death Squared

ギミックを使って、避けて、4 人が同時に自分の色の円に乗るパズルゲーム。

アクション要素はほぼなく、ギミックがどんどん増えていくので面白い。お正月に家族でやっても楽しそうだ。

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HADES

ローグライク(大まかに言うと死ぬたびに所持品を失ってやり直し)は苦手なのだが、HADES には面白さを見出した。操作の 1 つ 1 つに自信を持てる。仮に失敗しても同じで、およそ理不尽な部分がない。うまくいったのも、負けたのも、全て自分の行いの結果だと納得する操作感がある。

だから何度もリプレイしてしまうのだろう。アップグレードはきちんと違いを感じられるし、どんどん新要素が出てくる。

もちろん、それなりの操作技術は必要だ。会話を楽しむにはギリシア神話の知識も求められるだろう。

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ファミレスを享受せよ

夜が好きだ。趣味に充てると永遠のように感じるが、実際にはすぐに空が白む。まだ終わって欲しくない。深夜のファミレスにもどこかそんな退廃性がある。

本作はテキストが上手く、頭をひねる場所もある、良い塩梅のビジュアルノベルだ。いつの間にか自分の心もファミレスへ迷い込むだろうから、好きなドリンクを用意して楽しむのがおすすめだ。

オリジナル版(itch.io)
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ミスターエレベーター

ドアを開ける方法を探しながら、次の部屋へ……

ドアを開ける方法は部屋ごとに異なり、それを発見するのが心地良い。トリップ風のビジュアルに最初は戸惑うが、だんだん味がしてくる。これが好きなら Blue Prince も好きだと思う。

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Heave Ho

右手と左手を巧みに使ってゴールを目指す。みんなで遊ぶのが楽しいと思う。テクニックが必要なのでゲーム慣れしたメンバーが揃っていると良い。

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Öoo

爆弾イモムシとなって鳥の体内から脱出するパズル。できることは移動と爆破のみ。

1 つの発想から次の解法へ自然と繋がっていくのが気持ち良い。

メトロイドヴァニア(メトロイド風ゲーム)の中では簡単な方だが、テクニックを要求される場面もある。クリアまで 2〜4 時間くらいかな。

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CYCLIA JOURNEY

循環複製される足場を配置して、ゴールを目指す。

何を言っているのかわからないと思うが、私もなんと言って良いかわからなかった。でもめちゃめちゃ面白い。

2D の足場(レベル)が丸ごと複製され、循環する。配置できるのは外周だけなので、どこに置くかで想像もつかない形に変化する。だけれど、やっているうちに考え方がわかってきて、どんどん気持ちよく解けるようになっていく。何を食べたらこんなものを……? という一作。

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Pode

この世界には、岩の存在が関与できる無機物と、星の存在が関与できる有機物がある。この 2 つを組み合わせてパズルを解いてゆく。

両方のキャラクターを動かさなくてはならないので、協力プレイがおすすめだ。Switch なら Joy-Con を分けて手軽に遊べる。難易度が高いので、2 つの頭で知恵を絞ると良いだろう。

2 つの存在はとっても可愛く、ビジュアルも美しいので、空いた時間に少しずつ進めるとしばらく楽しめる。

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Planet of Lana

ペイント風の美術と美しい音楽が心地良いアクションパズル。

見た目と裏腹に操作難易度が高く、パズルだけでも難しいのだが理論的な最短時間を狙ってアクションしないと先に進めない場面が多い。その代わり自己実現の喜びが大きいので腕に自信のある人は是非。

ストーリーや演出も最後まで遊んで後悔しない出来栄え。私は 5 時間ほどでクリア。

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これはただのゲームです

統合失調症がテーマの作品。現実世界から答えを見つけ出すという斬新な方法で進めていく。結構怖いので深夜に 1 人でやると後悔する。

何度もわからなくなってヒントを見た。よくここまで準備したな……と感心する。

unityroom

ダレカレ

芸術的と言うほかない。

指から感情が流れ込んでくる、そう表現するのがぴったりの作品だ。これほど指先から豊かな情緒を感じたことはなかったし、UI がシンプルなのにも舌を巻く。こんな表現が可能なのか……

非常に重いテーマを扱っているので、現実が厳しい状況にある人や、そういった話を受け止める精神的体力がないと思われる場合はプレイを避けることを勧める。

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MAHOUTEQ!

MSペイントで全て手書きされた絵! という話にまんまと惹かれて買った。定価でも 235 円なのでダメ元だったが 100 分ほどでクリアし、ストレスもなく楽しめた。

魔法少女に憧れる無職の主人公。あまりのダメさにハロワをお母さんに予約されてしまう。しぶしぶ向かうが……というストーリー。

とにかく話のテンポが良く、絵の自動切り替えタイミングも細かく作り込まれている。ところどころで笑える良い作品だ。登場人物も好きになれるし、追加ストーリーも是非遊んでほしい。

ちなみに Steam にはコントローラー非対応と書いてあるが、ちゃんと対応している。会話を L・R ボタンでいくらでも戻る・進むことができるなど親切設計だ。

Steam

Carto

落ち着きのあるゲームプレイが心地よいパズルアクション。主人公は「地図の欠片」を見つけ、グリッド状に配置・回転して文字通り世界を作り変えることができる。この能力を使って、行けそうもないところへ行ったり、隠されたものを発見することでストーリーがー進行してゆく。読み方は「カート」。

ストーリーは十分な動機を提供してくれるが、ストーリーよりはパズルの楽しさが強い印象。

パズルの難易度は高くないが、難化の速度がちょうどよく、ギリギリ飽きずに遊びごたえもある塩梅になっている。2 箇所だけどうしても分からない場所があったが、それ以外はスムーズに解けた。

操作はスティック/十字による移動と機能を呼び出すボタンのみである。反応速度や同時押しを要する操作は登場しないため、比較的安心して遊べる。

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グノーシア

SF 人狼ゲーム。人狼ゲーム自体が不得手で挫折していたが、アニメでコツを掴んだ + フリーボードで関係図を書くようにしたら多少戦えるようになってきた。人数や役割が増えるとかなり難易度が上昇するため、根気は必要。

騙し合いによる緊張と、ストーリの開示による緩和のサイクルが回っていく。このバランスが合うかどうかが継続の分かれ目だと思われる。もちろん騙し合い自体が楽しいという向きもあるとは思う。

ストーリーが出る設定をサーチできるのは必然のように感じる。これがないと挫折率が上がりすぎて、今のような評価を得られなかったのではないかと思う。

すべてのキャラクターが強すぎる個性を放っており、ビジュも性格も最高。

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ダークオークション(体験版)

闇のオークション。そんな響きに惹かれて試してみたのがこのゲーム。

探索パートとオークションパートに分かれており、それぞれが物語の核心に迫る重要な部分となっている。本作は完全にストーリーを主体としており、話をより主体的に捉えるための工夫が探索だと考えられる。オークションでは「この人のために失敗できない……!」という心理によってやや緊張感がある。

仄暗さを含みつつも魅力的に描かれた登場人物が素敵。

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ドラゴンクエストVII Reimagened(体験版)

ドラクエは子供の頃に 5, 6 をやったきりで、もうやることはないだろうと思っていた。しかし Switch 2 で綺麗な絵が動きそうな期待もあって体験版を入れた。

これが完全に想像を超えていた。基本的な移動の手触りが良く、見下ろしでカメラ回転可能なシステムだと見落としが増えて遊びにくくなってしまうかなと思いきや、なんのストレスもなく遊べる。レベルデザインが秀逸なんだろうか。

戦闘も高速化できたり、相対的に雑魚になった敵をフィールド上で切り捨てられるなど、面倒な部分を上手く調整しており楽しさだけが残る。積みゲーをある程度消化したら本編買おうかな。

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ドンキーコング バナンザ

初めてドンキーコングにハマった。とにかく表情が豊かで、好きになってしまうキャラクター表現が見事。

なんでも破壊できるが、意外にも破綻しない。むしろ破壊によって次の楽しみが見えてくる作りになっており、どんどん破壊したくなる。階層ごとのテーマや広さの違いも、上手く飽きを防いでいる。

1 人でもクリアできる難易度だが、2 人プレイをすると大幅に簡単になる。2 人で遊ぶ場合、コミュニケーションの邪魔にならないほうが望ましいので、このくらいで良いのかもしれない。

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The Berlin Apartment(体験版)

アパートメントの一室で、様々な時代を生きた人々の視点から物語を体験する作品。

ビジュアルや雰囲気が良く、コンセプトも魅力的なのだが、課されているタスクが結構大変で、自分の好みには入らなかった。プレイとしては探し物をすることが中心だが、発見に至るまでの過程が設計されていないように感じた。あてもなく探しまわってようやく見つける感じになる。

体験版を触って、自分に合うかどうか判断してみると良いだろう。

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2026年5月23日