VR日本語入力

概要VR日本語入力

VR を日常のインフラとして使用するにあたって、快適な文字入力は重要なファクターとなります。本プロジェクトでは、VR 向けのハンドコントローラー(Oculus Touch、Vive Controller、Oculus Go コントローラー など)を使って、少ない疲労で快適に文字入力を行う方法を開発しています。

本ページでは、Oculus Touch で例示します。

入力方法

1.腕をひねって入力する文字を選びます。子音が切り替わる時に Touch が振動でフィードバックを返し、操作感を高めています。

捻り

2.人差し指を押し込むと母音を選ぶ状態になり、離すと決定です。かなり快適です。

人差し指

3.人差し指を押し込んだ状態でスティックを上下に操作すると、上下のバリエーションが入力されます。
連続入力が可能です。

親指

4.中指を押し込むと「はまやらわ」に切り替わります。離すと「あかさたな」です。

中指

漢字変換

Aボタンを押すと、漢字の変換と確定が行えます。

漢字変換

HTC Vive 版

いちかさんが Vive 版を作成されています。Vive 欲しい。

VRTextInputForViveひとまず形になったので公開します。
ViveコントローラーのTouchPadをタッチパネルに見立てた、VR向けのテキスト入力アセットです。手をだらんと下げたまま、フリック入力の感覚で入力出来る、というコンセプトで作りました。 pic.twitter.com/J15USynJNg

— いちか (@ichika292) March 23, 2017

掲載・展示実績

ダウンロード

Oculus Go

Oculus Go 用のデモアプリを無料でダウンロードできます。
ストアを開く

開発者向け

Unity 用のパッケージをダウンロードできます。MIT ライセンスを採用しており、ご自身の Unity プロジェクトにて自由に使っていただけます。
Rift 版の試用をされたい方は、@yutoVR まで Oculus ID を教えていただければ招待します。
GitHub を見る ダウンロード(.unitypackage)

リリースノート

バージョン 0.6.0

準備の大変だった部分を改良しました

改良
  • JSONObject に依存していましたが、不要になりました。
  • Kanji タグを作成、指定のプレハブに設定しなければいけませんでしたが、不要になりました。
  • サンプルスクリプト(TextInputSample.cs)に、漢字と平仮名を受け取るオプションを追加しました。

なお、Oculus Integration を Asset Store からインポートする必要があります。入力と振動に固有の API を使用しています。

バージョン 0.5.1

Oculus Touch のモデルに使用方法をアタッチしました。

新機能
  • 使用方法を Oculus Touch のモデルに表示するようにしました。
  • Oculus Utilities を 1.11.0 にアップデートしました。Oculus Software 1.11 が必要です。
バグ修正
  • 文字の赤いハイライトが薄くなってしまう問題を解決しました。

既知のバグはありません。(何か見つけたら Twitter@yutoVR までお知らせ下さい)

バージョン 0.4

既知の致命的なバグを全て解決しました。
たぶん安定的に使えるようになっていると思います。
バグを発見した方は Twitter@yutoVR までご連絡下さい。

バグ修正
  • 入力システムのY軸を回転すると針の動きがおかしくなる問題を解決しました。
  • 角度の処理をオイラー角ベースに切り替えました。(クォータニオンの処理がバグの温床となっていました。)
  • 漢字変換候補にまつわる配列のバグを解決しました。
既知のバグ
  • Touch の回転が逆方向になる環境がある。(Oculus 側のバグのようなので修正待ち。)直ったっぽいです。
開発者向け
  • 漢字を変換せず、入力したひらがなを直接受け取るコールバックと変換なしモードを実装しました。

バージョン 0.3

ツイートに疲れが見える…

改良
  • IPAフォントを同梱し、日本語の表現を改善しました。
  • 複数の変換区切りを連続して変換できるようになりました。
バグ修正
  • 複数変換区切りが1回で確定されてしまう問題を解決。
  • 文字入力ができなくなる問題を解決。
  • 最後の漢字を確定する際に、変換前のひらがながオリジナルより少なくなっているとエラーとなる問題を修正。
  • サンプルテキストエリアが空でバックスペースをした場合のエラーを解決。
  • 一部のメモリリークを修正しました。
既知の問題
  • 漢字の確定時にエラーが起きる場合があります。

バージョン 0.2

  • Aボタンで漢字変換/確定
  • 床と壁を作りました
  • 不具合の際は、右スティック押し込みでリロードできます
開発者向け
  • OnJPInput(string) 関数を呼ぶことで、自身のコンテンツに容易に組み込めるようになりました。
  • OnBackspace() 関数を呼ぶことで、変換用の一時入力欄と整合性を保って文字の削除を行なえます。(詳しくは GitHub のサンプルをご覧下さい。)
既知の問題
  • 複数文節の変換が1度に確定されてしまいます。
  • 変換する文字列によっては入力できなくなることがあります。

バージョン0.1

最初のバージョン

ライセンス

MIT License

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