JapanVR Fest. に出展した感想

JapanVR Fest. に出展しました。一般の人を相手にする展示会に出展するのは初めてで、色々と準備をしたり学びがあったりしたので書いておきます。

その前に JapanVR Fest. とは何かといえば、桜花一門さんが主催しているVRの展示会で、様々な尖ったVRコンテンツが一堂に会する、VRに関して言えば(たぶん)日本最大のお祭りです。

準備

開発作業のことは置いておいて、一般の方が体験することを考え、下記のものを準備しました。

読み物は退屈させないためと、操作方法の予習も可能なものを作成しました。まあ予習になったのかと言われると、結局やるまでわからなかったのではという気がしないでもないですが…

配る読み物はラミネートしました。持って帰っちゃダメなもの感が出るし、ぐちゃぐちゃにもならないし良いですね。キンコーズほんと助かる。

ニンジャマスクは必要な人にだけ取ってもらったら、全然減りませんでした。フェイスパッドは体験者の汗でしっとりしていましたが、女性を含めて、別にええわな方がかなりの割合を占めてました。もちろん準備は必須だと思ってますけどね。

展示用の機能

展示のために、いくつか機能を仕込みました。これのおかげで、展示者の負担がかなり軽減されたと思います。自動化大事!

本当は入力内容だけが外の画面に出る仕組みにしていたのですが、当日テストしたら中で何が起こっているか全くわからないという大問題に気づき、開場5分前にリビルドしました。死ぬかと思った。

アンケート

体験者の方に Web でアンケートに回答していただきました。ありがたいことに45もの回答が集まった(本当にありがとうございます!)ので、ここにその一部を紹介します。

Oculus Touch に慣れているかとの質問には、半数近い人が慣れていると答えました。これは少々意外な結果で、イベントの性質や告知の難しさからか、やはりVRにそもそも興味・関心のある層が来場しているようです。個人的にはVR初見の人がもっと来るイベントになるといいと思っていますが、出展・入場全て無料で行っているので告知費用を割くなんて無理な話でしょうし、悩ましいところです。

こちらの質問には、ありがたいことに9割の方が肯定的な意見を出してくれました。混乱の元になっているのは中指による子音の切り替えだと考えているので、やはり両手で50音を入力できる形に変えると更に良い結果が得られるかもしれませんね。もう慣れた勢は何者なんだ…すごい。

VR日本語入力の認知については、やはり Twitter が大きいようです。累計500RTいってるのでそりゃそうだという感じですが、Qiitaなどのメディア系は少々振るわない結果となりました。まあサンプル少ないし、深読みはしないでおきます。知らなかった人が書いてくれてるのがなんか地味に嬉しい。

最後に自由入力欄での意見を紹介します。本当にたくさんの意見をいただき、全部紹介したいくらいなのですが、さすがに冗長になってしまうので抜粋して紹介します。

総じて良い評価をいただけて、大変励みになります。両手への展開や、変換の決定も人差し指で行うアイデアなど、ダイレクトに改善に結びつく意見が得られました。大変素晴らしい改善案ですので、ぼちぼち進めていきたいと思います。

最後に

展示をすることによって、色々な方と話す機会が得られた事が大きなギフトだと思っています。どれだけAIが進歩しても、まだまだ最後は人ですからね。またこういったイベントがあれば参加したいと思います。あーでも、巨大なデスクトップ持ち歩くのはそろそろ精神的に限界なのでスゴイノート欲しい。誰か買ってください。

あと、色々なところに今回のイベントの情報が出ています。VR日本語入力が載ってるところを紹介すると、こんな感じ。

最後の最後に、このような素晴らしいイベントに参加できて光栄でした。主催の桜花さんはじめ、準備に尽力してくださった皆様ありがとうございました。また、アテンドを手伝ってくれた恋人様、本当にありがとうございます。その深い理解によって生かされています。

今後とも、ゆーとをよろしくお願いいたします。次はゲーム作ろうかな!

2017年3月1日